ホームセキュリティシステムとは、屋内外に設置された防犯センサーなどで侵入者や泥棒を感知すると、泥棒を威嚇したり異常を電話回線などの通信回線を利用して、警備会社や利用者の携帯電話に自動的に緊急連絡をしたりするシステムです。
その為、通常では外出する時にセンサーを作動させて 帰宅した場合に解除して入室すると言った操作を繰り返すことになります。ただ、押し込み強盗対策で夜間センサーを作動させた状態で就寝するケースもあります。
このホームセキュリティシステムにおいて警備会社などに異常を知らせるために利用されるのが、一般電話回線・ISDN回線・ADSL回線・光回線などの通信回線です。
ホームセキュリティシステムを提供している各企業では、通常アナログ固定電話方式の電話回線でも、ISDN回線といわれるデジタル方式の回線でも、光回線でも対応できるようになっています。
ただ、現在の通信回線で利用することができるのかは事前に確認しておく必要があり、場合によっては回線を変える必要も出てきます。
このように異常を通報するのに電話回線が利用されていると、本当に通信がされているのか心配になりますし、停電などのトラブルで通信回線が切断または停止した場合に不安になるものです。
しかし、そのような状況に対して、各会社では適切な対応をしているので心配や不安を感じる必要はありません。
例えば、常に断線監視が可能なオプションサービスを提供しているところがありますし、停電などにより万が一インターネット回線が使用できなくなった場合には、独自の通信システムで通信を可能にする二重の回線にしているところがあります。
また、インターネット回線を使用するサービスを利用することで、自宅と警備会社がインターネットで接続されているのかを監視することが可能というところもあるのです。
そして、システムに何らかのトラブルなどが発生した場合には、警備員が駆けつける体制になっているので万が一の時も安心・安全です。
ただし、全ての状況において万全とは言い切れない部分もあって、正常なサービスが提供できない可能性があることも認識しておく必要があります。
それから光回線などの通信回線を利用する場合に、インターネットの利用に影響するのではないのかと心配される方もいます。
しかし、ホームセキュリティによって通信速度が極端に遅くなることはありませんし、一時的に通信速度が遅くなっても大きな支障が発生することはありません。
いずれにしてもホームセキュリティを導入する際には、使用される回線の種類など疑問点はしっかりと確認しておくことが大事です。