ホームセキュリティは必要?あなたの自宅(部屋)の危険度チェック

こんな物件は空き巣に狙われやすい!

  • 近くに公園がある
  • 近所に駐車場のある商業施設(コンビニ・ファミレス・スーパー)がある
  • 幹線道路や線路が近くを通っている
  • 住宅地にある
  • 近くに有名なスポット(観光地)がある
  • 地域コミュニティが希薄な新興住宅地に住んでいる
  • 子供がいる
  • 二世帯住宅
  • 塀や植木で外から自宅が見えにくい

チェックが多くつくほど、空き巣や忍び込み犯に狙われやすい物件です。

なぜ?その理由は↓↓↓

  • 公園や駐車場は、不特定多数の人が使える場所。見知らぬ人がいても怪しまれることはほとんどないので、侵入する家の下見をするのに適しています。
  • 幹線道路や線路は、普段から大きい騒音があるので、音に紛れて住宅内に侵入できます。
  • 住宅地に、訪問セールスマンの格好をした泥棒がいても怪しまれないため、犯罪者は存分に下見ができます。
  • 近くに観光地があると、普段から行き来する見知らぬ観光客に紛れて、忍び込む家(部屋)を物色できます。
  • コミュニティが希薄な新興住宅地は、知らない人が歩いていても不審に思われません。
  • 子供の部屋は防犯意識が低いので侵入しやすいし、子供は力が弱いので犯人に対抗できません。
  • 二世帯住宅は、誰が帰ってきても不審に思わないことがあるので、堂々と侵入を許してしまいます。
  • 塀や植木がある家は、周囲の目線に晒されなくなるので、逆に泥棒の格好の餌食です。

だからといって、慌てないでください。

まずは、防犯カメラや割れにくい強化ガラスなどでしっかり防犯対策をしてください。

とはいえ、これらの防犯対策にはもれなく弱点があるので、100%空き巣や忍び込みなどの侵入犯罪を防ぐことはできませんが、犯人が侵入を諦めるきっかけになります。

けれども、そんな防犯対策をかいくぐるのがプロの侵入窃盗犯。
そこで、自分でできる防犯対策との相乗効果を120%発揮するのが、ホームセキュリティです。

ホームセキュリティのメリットは、

  • 心象的に「入ってはいけない」と思わせる
  • 泥棒に時間との戦いを強いる

の2つ。

ステッカーを張ってあるだけで犯人は警戒しますし、仮に侵入を試みてもホームセキュリティが異変を感知して警報を鳴らした瞬間から、警備員が駆け付けるまでの時間との戦いになります。

ホームセキュリティ業者のコントロールセンターに連絡が入り、警備員がかけつけるまでの時間は10分ほど。

それに対して、泥棒が侵入にかける時間は5分、侵入してから盗んで逃げるまでの時間は5分の合わせて10分です。

つまり、ホームセキュリティがついてる家(部屋)なら、侵入に6分以上かけさせた時点であなたの勝ち。

仮に侵入を許してしまっても、警備員がきてしまうので室内を物色する時間が足りず、泥棒は何もできずに去っていきます。
これが泥棒の初心者なら、侵入さえ難しいでしょう。

もし、ホームセキュリティを設置していないなら、泥棒は平常心で作業してやすやすと侵入を許してしまいます。

※警察庁住まいる防犯110番によると、5分かかっても入れない場合は68.5%の泥棒が侵入を諦め、10分で91.4%が侵入を諦めています。

もちろん、同じ泥棒が再度やってくることはありません。
彼らは1度捕まったらアウトですから、一度侵入に失敗した家(部屋)に再チャレンジするという危険な橋を渡ることはありません。

犯罪の実情

新聞やテレビのニュースからも分かるように、近年は巧妙で凶悪な侵入犯罪が増加していて、誰もが狙われる時代といえます。
その為、自分の命や財産に関しては自分で守らなくてはならないので、最近の犯罪実情を知って適切な対策に生かすことが大事です。

少し古いデータになりますが、2009年の警察庁の犯罪情勢の統計によると、住宅・お店・オフィスなどに侵入して金品を盗む侵入窃盗は全国で約14万件を超える数が発生しています。
特に一般住宅への侵入窃盗犯罪は約8万5000件で約6割近くを占めていて、平均すると6分に1件の割合で発生していますし、一戸建て住宅に限定すると平均して約9分に1件発生しているのです。

盗まれるものは現金や貴金属だけではなく、預金通帳・キャッシュカード・パソコンなどの家電製品・バッグや財布・自転車やバイクなど、ありとあらゆるものが盗まれています。
ちなみに警察庁調べによると、現金は約86,000件、財布や貴金属などは35,500件、預金通帳や有価証券などは約30,000件、パソコンをはじめとする家電製品などは約22,000件と言ったものが代表的な発生件数です。

一般住宅を対象とした侵入窃盗の侵入手段としては、最もガラス破りが多くて次に無締まりなので、侵入窃盗の被害対策としてはガラス対策がポイントになると考えられます。
裕福な家が狙われるだけではないので、我が家には関係ないこととは決していえないことを認識しておく必要があります。

ホームセキュリティに犯罪抑止効果がある理由

泥棒や不審者などの犯罪者が一番怖がるものは人の目で、ホームセキュリティで設置したカメラは、そうした不審な人物をキャッチして録画すると共にライトで照らして威嚇します。
そのような防犯カメラがあると不審者はすぐに逃げるので、ホームセキュリティは犯罪抑止効果があると考えられます。

また、ホームセキュリティを契約すると住宅の玄関や窓などにセキュリティ会社のシールが貼られます。
このシールは、この住宅はホームセキュリティに守られていますと不審者に対してメッセージを発信することになります。
その為、どのような警戒が敷かれているか分からないため不審者にとっては脅威になるので、このシールは犯罪抑止効果が一番大きいと考えられています。

それから不審者は捕まりたくないという気持ちが強いので、ホームセキュリティで逮捕される確率が高い住宅にわざわざ侵入することは控えるはずです。

このように逮捕率が高いということは犯罪抑止効果につながることになります。
ホームセキュリティが設置されていることは、不審者にとってリスクの高い場所と認知させ、犯行をあきらめさせる可能性を高くするのです。

こうした犯罪抑止効果がホームセキュリティにあって、その犯罪抑止力が大きな魅力なのです。

ホームセキュリティの選び方

全国各地にホームセキュリティサービスを実施している警備会社は、知名度の高い大手や地域密着の中小など数多くあります。

では、実際自宅にホームセキュリティをと考えた時に、どのような基準で選択したら良いのでしょうか?
警備会社の知名度やシステムを利用するための費用などで選択するのも選び方として考えられますが、それ以外にもホームセキュリティの選び方で重視したい部分がいくつかあります。

それは、緊急出動時間が短いこと、出動料金が有料か無料か、在宅と不在のどちらの防犯を優先するか、セキュリティ機器の種類と使用しやすさです。
特に、自宅周辺に警備員が待機している緊急発進拠点があって、緊急出動時間が短いことは大きな判断材料のひとつになります。

いずれにしても一度導入すると契約期間が5年というところが多いので、どうしても長期間利用するサービスになります。
その為に選択する際には複数社から見積もりを取ると共に、しっかりとシステムやサービスの内容などを確認して、納得がいくホームセキュリティサービスを選ぶことが大事です。