ホームセキュリティ。自宅のどこになにを付ける?
ホームセキュリティは単に泥棒対策だけではなくて、火災など様々な不運に対する予防・早期発見の目的で考えられたシステムですから、その点を考慮して適切なプランを考える必要があります。
一戸建て住宅のプランイメージとしては、侵入経路になりやすい玄関や窓には、開閉状態で侵入者を感知するセンサーを目立たない状態で設置します。
廊下には人体の熱をキャッチして屋内に入った侵入者を感知する空間センサーを設置するといいですし、それは高齢者の行動監視に対しても活用することができます。
火災の発生が考えられるキッチンには、煙を素早く感知して火災の発生を知らせる煙センサーを設置すると良いですし、寝室には非常ボタンを押すだけで非常信号を送信できるものを用意すると役立ちます。
外壁には異常を感知するとライトが点滅するフラッシュライトを設置すると、危険なので住宅内に入らないでといった目印になります。
それから自宅から少し離れたガレージにも無線式赤外線センサーを設置しておくと、住宅内にいても車に不審者が無断で近づいていることが分かります。
このように一戸建て住宅にホームセキュリティを導入する場合の料金ですが、レンタルプランと買取りプランがあって初期費用や月額使用料に違いがあります。
また、どのような機器をどのような場所にどの程度設置するのかといったプランによっても大きく料金が変わってきます。
ひとつの目安となる料金としては、一戸建て(4LDK)のプランでレンタルなら工事費用は約50,000円~55,000円程度で、月額使用料が約6,000円~7,000円程度です。
買取なら工事費用は約55,000円~295,000円程度で、月額使用料が約3,500円~4,500円程度となっています。
ホームセキュリティを導入することは、生命保険・自動車保険・火災地震保険に加入するのと同様に、生命の危険に対する保険的な意味合いがあります。
防犯・防災・急病に対する安心を手にするひとつの手段になるので、システムの導入を考えてみることも必要です。
一緒にやっておきたい防犯対策
ホームセキュリティを導入するのであれば、それと併せて防犯力をアップする防犯対策を一緒にしておくことも大切です。
ホームセキュリティを導入することで十分な対策になりますが、さらに不審者が嫌がって逃げていく家づくりをすることで防犯力アップが可能になります。
基本的に不審者は、光や音が出る装置・犯行にかかる時間や手間・明るさや人目と言ったものを嫌うことを認識しておくと良いでしょう。
その上で、玄関ドアや窓など侵入経路になりやすい場所は、ワンドア・ツーロックを基本に対策することが大切です。
鍵が2つあることによって侵入に手間も時間もかかってしまうので不審者は嫌がります。
また、窓に雨戸・シャッター・面格子を設置したり、防犯ガラスや防犯フィルムを取り付けたりすると、簡単に侵入することができなくなるので不審者が諦めてしまう確率が高くなります。
玄関や家周り・庭・エクステリア・ガレージなどに防犯砂利をまんべんなく敷いておくとジャリジャリと歩くたびに大きな音がします。
このように防犯砂利を敷くことによって音を嫌う不審者に対して効果的な対策となるのです。
駐車スペースやカーポートに車を置いている家庭は注意が必要で、車が居ないということは留守を示すことになって狙われやすいのです。
留守であることが簡単に分からないようにすることも大きな防犯効果になるので、車庫の設置を検討してみることも必要です。
空き巣や火災など様々な被害に遭遇することは、大事な財産が奪われるだけでなく心に対するダメージも大きいものになります。
防犯・防災の工夫や対策はいくら実施してもやり過ぎということはないので、防犯力アップする防犯対策を心がけることです。